若井 拓朗TAKURO WAKAI

2017入社 薄板事業部
東北コイルセンター

鋼板流通の拠点として、鉄鋼を使ったものづくりを支える

コイルセンターの役割は、鉄鋼メーカーで製造されたコイル(鋼帯)を加工し、鋼材としてお客様に供給することです。コイル(鋼帯)とは、厚さ3mm以下の鋼板(薄板)をトイレットペーパー状に巻いたもので、コイル1つで20トン近い重量があります。コイルを鋼材としてお客様に供給するためには、必要なサイズと数、用途に合わせた加工が必要です。コイルセンターには、加工工場、事務所、保管倉庫があります。事務所での私の仕事は、お客様や営業担当者からの要望を具体的な加工指示として工場に伝えることです。全ての製品を納期に間に合わせるためには、工場との綿密な連携による工程調整が必要です。コイルセンターは鋼板流通の重要拠点として、鉄鋼を使ったものづくりを支えています。

父の姿を見て興味を抱いたものづくりの世界

私の父はものづくりに関わる自営業を営んでいました。私も父の姿を見て育ったので、自ずとものづくりに興味を抱いていました。大学は東京でしたが、ふるさと新潟に愛着があり、新潟の企業で働きたいと考えていました。新潟のものづくりといえば、まず浮かぶのは金物産業でした。藤田金屬のことを知ったのは、表参道にある新潟館「ネスパス」で開催された、新潟県の企業と関東の学生による交流会でした。藤田金屬の社名は、私が応援しているサッカーチーム「アルビレックス新潟」の本拠地スタジアムのアドボードにて見覚えがありました。藤田金屬の仕事について説明を聞いてみると、自分がやりたいことに近いのではないかと感じました。その説明が終わるや否や、採用担当者に質問をぶつけたことは今でも覚えています。数カ月後、あらためて話を聞きに行った際には営業担当の先輩社員が対応してくださり、約1時間じっくりと話をしてくださいました。このとき、自分の中にストンと落ちるものがあり、藤田金屬への入社を決心しました。メーカーで一つの製品をつくることにも興味はありましたが、素材の供給を通してものづくり産業そのものを支える仕事には、それ以上に魅力を感じました。鉄板一枚が、自動車やヒーターなど、さまざまなものにカタチを変える過程を見るのは面白いです。

感謝の気持ちの連鎖が、連携の「和」を生み出す

お客様からの難しいご要望に苦労したとしても、対応後に「ありがとう。助かったよ。」と言われるとやはり嬉しいですね。たとえ言葉はなかったとしても、お客様の期待に応えられたことに喜びと達成感があります。それがあるからこそ、次にご注文が来たときもお客様のために頑張ることができます。取引先のなかには短納期のお客様も多いので、工程の調整はなかなか大変です。工程を調整するにあたっては、加工にかかる時間に加え、工場で働く人たちの就業時間も考慮しなければなりません。お客様優先とは言え、製品をつくるには事務所と工場の連携が不可欠なので、日頃から「和」を意識して信頼関係を築かなければなりません。工場に何かを依頼する際は、相手の立場に立って、「もし自分が頼まれる側だったらどうかな?」と想像できるようにしたいです。急な対応を受け入れてもらったときには、「ありがとうございました。助かりました。」と、私がお客様に掛けていただいた言葉を、工場の方にもしっかり伝えたいです。

苦しいときに、支店長が掛けてくれた言葉

誰でも社会人になった直後は、環境の変化からストレスを感じるものと思います。しかし私の場合、仕事の夢を見てしまうほどストレスに苦しんだ時期がありました。仙台という新たな地に移り住んだことに加え、仕事のうえでも壁にぶち当たったことで、悩み苦しむこと約1カ月。私は支店長に時間をつくっていただき、話を聞いてもらうことにしました。支店長は私の目を見ながら話を聞き、こう言いました。
「お前が社会人になって、これからいろんな障害があるけど、これが一個目の石ころだな。それを一個ずつ跨いで行ったら強くなるんだぜ。」
私は、支店長の優しさにボロボロと泣いてしまいました。そして同時に、ぱっと目が覚めました。
「これから先、幾多の試練が訪れるであろうことを考えれば、こんなことでくよくよ悩んではいられない。やるしかない!」
そう思い、なんだか前向きになれました。苦しいときに、親身になって話を聞いてくれる人がいたのはありがたかったです。自分にとってのターニングポイントでした。いまでもストレスを感じることはありますが、それは当然のことと捉えて、上手に解消する方法を考えられるようになりました。

日々の運動が踏ん張る力を養い、心と体をリフレッシュさせる

大学3年生の夏休み、就職活動に照準を合わせた肉体改造に取り組みました。目標の体型は、憧れのJリーガー。食事制限はせず、有酸素運動としてランニングを毎日1時間行い、1カ月半で15kg落としました。休み明け、久しぶりに会う友人には「お前誰だ?」と言われ、大学の先生にもびっくりされました。その後はペースを抑えつつ、3カ月でさらに7~8kg落としました。現在は、仙台のご飯がおいしいことと、会社の方が飲みに誘ってくださることが原因で、3~4kgリバウンドしてしまいました。肉体改造の経験はいまの仕事にも生きています。例えば、工場へ加工スケジュールの変更を願い出る際など、工場の調整担当者に「ダメだ!」と突き返されても、「お願いします!」と踏ん張って頼むことができます。これは、あと1km、あと1kmと踏ん張って走った経験が生きていると思います。現在も、ほぼ毎日ランニングをしています。毎日最低限走る距離を決めてルーティンにすると、自分の中にリズムができ、心と体のリフレッシュにも繋がります。

一つ一つの仕事の意味を考え、対応力を身につけたい

藤田金屬にはインストラクター制度があり、新入社員には先輩社員が1名つき、仕事の指導を行っています。私にもインストラクターがついていますが、一番年齢の近い先輩でもあるので、目標にして頑張っています。他にも尊敬できる先輩がたくさんいるので、そんな先輩たちの良いところを吸収して、周りから「あいつ変わったな!」と言われたいですね。いまはインストラクターから仕事の引き継ぎをしている最中です。まずは、いま求められている業務を完璧にこなせるようにしたいです。イレギュラーなことが起きると、まだ自分一人では対処できないことがあります。ただ機械的に仕事をこなすのではなく、一つ一つの仕事の意味を考えることで、あらゆる自体に対処できる対応力も身につけていきたいです。

就活生へのメッセージMESSAGE

就活生へのメッセージ

前を向き、納得いくまで動き続けてください。自分がやりたいことがわからないという人も多いと思いますが、インターネットだけでは答えは出てきません。セミナーや合同企業説明会など、積極的に足を運び、企業の人と直接話す機会をつくってください。いろんな企業の人から話を聞いてみると、思いがけないところで、自分に合った仕事や企業と出会うことがあります。インターンシップにもできれば参加したほうが良いと思います。人から聞いた話より、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じて得た気づきを大切にしてほしいです。好奇心は、どんな仕事をするにも必要だと思います。疑問点はそのままにせず、まずは自分で調べ、なるべくその日のうちに解決しましょう。調べても分からないことは、知っている人に聞きに行くしかありません。行動あるのみです。