事業領域COMPANY

藤田金屬の役割

事業内容

鉄鋼メーカーと需要家(製造業、建設業)の間に入り、鉄鋼流通における様々な役割を担います。一次問屋としての商社機能、鉄鋼の切断加工や在庫機能を持ち合わせるコイルセンター及び加工センター機能、二次問屋としての特約店(鉄鋼メーカーから販売権を与えられた販売代理店)の役割まで担います。お客様の生産効率をはかるためにお客様のニーズに応じ、穴あけや曲げなどの二次加工・三次加工にも対応しています。また建設部門では、建設資材の販売だけではなく、足場材のレンタルや、設計・施工まで担います。藤田金屬は、商社としての機能だけに留まらない多岐にわたる事業を展開し、お客様の「ものづくり」「まちづくり」を支えています。また、当社では「事業部制」という仕組みを取っており、会社の中は扱う鋼材の種類ごとに大きく4つの部門に分かれています。扱う鋼材が違えば完成品も異なる為、関わるお客様の業界は事業部ごとに変わります。それぞれの事業部が特徴を持ち、多様な人材が個性を生かし活躍しています。

ステンレス・特殊鋼事業部

ステンレスといえば「さびに強い鉄」として有名です。ステンレス・特殊鋼事業部は燕支店を拠点に洋食器業界やJR車輛、住宅設備、医療機器などに関わるお客様を担当しています。
【納入実績】洋食器、JR車輌(本体)、建築金物、産業機械、自動車部品、暖房機

薄板事業部

厚さ3mm未満の切り板を薄板といいます。その用途は多岐にわたり、薄板事業部は三条支店を拠点に自動車業界や家電業界、精密機器、鋼製家具などに関わるお客様を担当しています。
【納入実績】自動車部品、建築金物、冷暖房器具、家電製品、産業機械

建材・厚板事業部
建設建材部

建設建材部は新潟支店を拠点に総合建設業界(ゼネコン)を担当しています。ビルなどの建物や、港湾・空港・道路・トンネルなど様々な建設・建築に関わります。当社の特徴でもあるレンタル機能はこちらの部署が行っています。
【納入実績】新潟県内の主な施工事例(ビッグスワン、柳都大橋、NTTドコモビル)

建材・厚板事業部
厚板・形鋼部

厚板・形鋼部では新潟鋼板センターを拠点に主に鉄骨(ビルに使われる柱)や橋、船、建設機械などに関わるお客様を担当しています。こちらは薄板に対して、厚板、つまり厚い鉄板を取り扱っています。統計上、厚さが3mm以上6mm未満のものを中板、6mm以上を厚板、150mm以上を極厚板とよんで区別しています。
【納入実績】鉄骨の納入事例(トキメッセ、ビックスワン、新潟日報メディアシップ、丸の内ビル)、JR車輌(レール)、造船

本部

本部には総務部、経理部、情報システムチームがあり、全社員が健全で効率的な活動を行えるよう日々サポートしています。

4つの機能

当社は鉄鋼商社として、鉄鋼メーカーから仕入れた鉄鋼を製造・建設業といったお客様に供給しております。その際、4つの機能によりお客様の「ものづくり」「まちづくり」に、より貢献しています。

①鋼材の販売

数多ある鉄鋼の中から、お客様のものづくりや、建設現場に最適な鋼材を安定供給します。

②建設資材のレンタル

鉄鋼の商材を貸す、ということです。工事現場などで目にする足場などをレンタルしています。建物が完成して足場が戻ってきたら、洗浄し、またレンタルします。このレンタル機能は商社の中では珍しい機能であり、当社の特徴でもあります。

③お客様の要望に応じた加工

お客様の使いやすい大きさに鋼材を加工します。鉄鋼メーカーから仕入れる鉄鋼は非常に大きく重いため、加工には巨大な工場と設備が必要です。当社は自社内に加工場を持ち、切断のみならず、穴開けや曲げなどの二次加工、溶接組立などのお客様の要望に応えるための加工機能があります。

④生産計画に沿った納入

お客様が使う材料を、お客様が使うその時まで当社で保管します。お客様は使いたい分の材料がすぐに納入されるので、在庫を最小に抑えることができます。

4つの特徴

①独立系鉄鋼商社

この表は横にスクロールしてご覧いただけます。

独立系鉄鋼商社 メーカー系鉄鋼商社
商売の自由度 仕入れ先に縛られることなく様々なメーカーの鉄鋼を扱える為、自由度は高い。 メーカーの商品をメインに扱う。
自由度は少ない。
会社の安定性 後ろ盾はないが、経営の多角化や取引業界の多様化により安定性を実現。 商流から外されるリスクは小さいが、統廃合で無くなる可能性あり。
販売領域 国内顧客がメイン 国内のみならずグローバルに展開

②BtoB企業

「鉄鋼専門商社の仕事」でも簡単に説明しましたが、お客様が一般消費者である会社をBtoC (Business to Consumer)企業、お客様が企業である会社をBtoB(Business to Business)企業とよびます。鉄鋼商社は製造業・建設業といった企業を相手に商売しますので、BtoB企業です。営業も対個人ではなく、対企業です。企業同士のお付き合いの為、個人的懐事情や感情に左右されることはまずありません。そして、BtoB企業はBtoC企業よりはるかに企業数が多いです。普段皆さんがコマーシャルや街角で目にする企業のほとんどはBtoC企業ですが、BtoC企業で商品が販売されるまでに多くのBtoB企業が関わっています。

③新規参入が少ない業界

BtoB市場には、新規参入の難しさや、専門性の高さを特徴とするものも少なくありません。鉄鋼業もまさにその一つです。工場や設備など初期投資に多額の費用がかかることから、新規参入は極めて難しい業界です。一方、BtoC市場では新規参入が比較的容易で競争相手も多く、熾烈な価格競争が起こります。そのため、BtoB市場の方が、BtoC市場に比べ競争が激化しづらい環境にあるといえます。

④多様な人材の活躍

当社は扱う鋼材の種類ごとに4つの事業部に分かれています。事業部それぞれが異なる業界のお客様を相手にしているため、それぞれ属する営業担当者の個性も大きく異なります。また、商社は自社商品を持たない分、人間そのものの魅力が働いていく上で大きく関わるため、営業担当者は自分の強みを生かした営業スタイルを大切にしています。
「仕事を知る」ではそんな魅力ある社員を紹介しています。

鉄鋼専門商社の仕事

鉄鋼の国内販売

鉄鋼は、鉄鋼メーカーで生産されると、総合商社や専門商社を通して販売されていきます。製造メーカーは商社から鋼材を買うと、その材料をもとに商品を作っていきます。生産された商品は量販店・小売店へ卸され、商品棚に並びます。そこで初めて一般消費者の目に触れます。

商社のように、企業を相手にお取引する会社をBtoB(Business to Business)企業とよびますが、皆さんの身の周りにある製品の多くにBtoB企業が関わっています。反対に、量販店・小売店のように一般消費者を相手に商売をする会社をBtoC(Business to Consumer)企業とよびます。

商社から直接製造メーカーに販売せず、その前に、コイルセンターや加工センターとよばれる鋼材の加工業者に送られ、鋼材を切断したり、磨き、溶断などの二次加工・三次加工を通してから製造メーカーに渡る場合もあります。また、大口需要家向けには鉄鋼メーカーが商社を通さず直接販売する「直売」という特殊なケースもあります。

しかし、なぜ鉄鋼メーカーからの直売が主流ではないのでしょうか。商社のような卸業者を通すたび、鋼材の価格にはその卸業者の手数料が加算されていきます。それでも、商社が必要とされ続ける理由があります。

商社は、鉄鋼メーカーの販売代行機能をはじめ、鉄鋼業界全体の情報収集・提供機能、在庫管理機能、輸送・保管・加工機能など、鉄鋼メーカーと製造メーカーの両者をつなぐ、多くの重要な機能を担っています。

販売代行機能

鉄鋼メーカーの製造する鋼材を、お客様のご要望に合わせて販売する機能です。商社の基本的機能の一つです。

情報収集・提供機能

鉄鋼メーカーがどのような鋼材を開発しているのか、お客様がどのような製品を作っているのか、また景気動向などの把握は、商社の重要な機能です。そして、その集めた情報を鉄鋼メーカーやお客様に適切に伝えることで、お互いにどのようなものを求めているのかが分かり、新たな商品開発に役立ちます。

在庫管理機能

「ジャストインタイム(必要なものを、必要なだけ、必要なときに作る)」という考え方のもと、製造メーカー側は徹底的に生産の無駄をなくし、効率化を進めています。その為、鉄鋼メーカーに材料の遅滞ない供給が強く求められたことから、そのデリバリー調整を商社が請け負い、柔軟にカバーしています。

輸送・保管・加工機能

仕入れと販売をスムーズに行う為、商社もある程度の輸送・保管機能を持っています。また、社内に独自の加工場を保有したり、パートナー企業と連携したりして、お客様の求める加工が施せるよう機能の拡大をはかっています。

鉄鋼業界とは

世界の中での日本

〈鉄鋼生産量、世界第二位〉

2016年の日本の鉄鋼生産量は1億477万トンで、中国に次ぐ世界第2位です(world steel調べ)。鉄鋼業は、自動車産業やエレクトロニクス産業と並び、日本を代表する産業の一つとして世界のマーケットから認められています。

他産業との関わり

〈鉄は産業の米〉

建設シーンにおけるビルや橋はもちろん、ものづくりに鉄は欠かせない基礎素材です。鉄は昔から「産業の米」と言われており、日本の高度成長期を支えてきました。身近な物だと、パソコンやテレビ、冷蔵庫などの家電用品や大切な移動手段である鉄道や車、またスマホやペンの中に入っている細かい部品などにも鉄が使われています。つまり、私たちの生活は鉄に囲まれ、鉄に支えられています。鉄鋼の用途は無限大なのです。

鉄の将来性

世界の鉄鋼消費量は増加傾向にあり、国内においても需要は安定しています。そのなかでも、日本の鉄鋼業は技術力で世界を常にリードしています。世界に先駆けて省エネ・環境対策にも取り組んでおり、世界で最もエネルギー効率が高い日本の鉄鋼業は、世界から高く評価されています。また、鉄は100%リサイクルが可能な資源として、地球規模のニーズにも応えています。鉄鋼業はこれらも産業の基盤として、将来へのさらなる可能性を秘めています。

【出典】経済産業省、財務省、内閣府、鉄鋼統計専門委員会、日本銀行